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次の疑問に答えます

エンジニアって一生勉強というけれど、具体的には毎週何時間くらい勉強しなければならないの?
プログラミングを仕事にしたいけど、業務と勉強ばかりの毎日はちょっと嫌だなぁ。。。

わかりますよ、その気持ち。

どんなにプログラミングやIT技術が好きでエンジニアになりたい、と思っても、一生仕事と勉強ばかりで過ごさないといけないのは嫌ですよね。

例えば誰もが知るような超巨大IT企業で活躍するとか、一世を風靡する革新的サービスを開発する、といった一流のエンジニアを目指す場合、絶え間ない勉強が必要です。

しかしそこまでのレベルでなくても、十分にIT業界でやりがいをもって働いていくことは可能です。

そこで、一流にはなれないけどワークライフバランスを重視しながらIT業界で活躍していきたい、みたいなケースだと具体的に毎週どのくらい勉強すれば良いのか、ということを本記事では考えていきます。

この記事の信頼性

以下の経験に基づき、記事を書いています。

  • プログラミングを独学し、30代未経験からITエンジニアに転職。
  • SIerで、主に開発実装に携わっています。
  • 家庭や趣味の時間も大切にしながら、日々勉強時間を捻出しています。

(いい意味での)二流とは?

まず誤解を防ぐためにも申し上げると、記事タイトルにもある「二流エンジニア」は、本記事では良い意味の言葉として使っています。

本記事における一流エンジニアと二流エンジニアを比較すると、以下のような定義となります。

年収才能・適正勉強量仕事難易度
一流エンジニア1000万~無制限必要膨大難しい
二流エンジニア450万~800万ほどほどほどほど適度

IT業界を目指すなら一流のエンジニアに憧れるかと思いますが、そこに至るには才能や適性、学生時代からの絶え間ない努力が必要です。

一方で二流エンジニアとは、「誰でも(努力次第で)手が届いて、ほどほどの適性と勉強量で業務をこなしながら、まずまずの収入を得られる」といったポジション。

正直なところ、こちらも十分魅力的な職業キャリアではないでしょうか。

単刀直入にいえば、とてもコスパの良い生き方と言えます。

本記事では、このような二流エンジニアとして生きていくためにはどのくらいの勉強量が必要なのか?ということを考えていきます。

結論:週4時間を目指そう

ITエンジニアの勉強時間に関する、客観的な統計データをいくつか紹介します。

2017年に経済産業省から発行された「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」 では、年収800万円台のIT人材の勉強時間は1週間あたり2.1時間となっています。

また、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の「IT人材白書2020」によると、先端IT従事者の1週間あたりの勉強時間は1~2時間が最多く、次いで2~3時間となっています。

いかがでしょうか?

思ったよりも少ない、と感じませんか?

しかし上記の経済産業省のデータでは、この年収帯のエンジニアは毎月平均30時間の残業をこなしており、定時+残業時間に加えて勉強時間を捻出するのは、なかなか大変だと思います。

活躍していくには、週4時間を目指すのがベスト

では週2時間の勉強で良いのか?と言われると、個人的にはNOかな、と思います。

僕個人は可能ならこれらより多く勉強していく必要があると思っていまして、実体験上、無理なく日々継続していける勉強量は週4時間かな、と感じています。

無理なく継続できるのは、個人的には週4時間

平均より多く勉強すべきである理由は、以下の通り。

  • ITエンジニアはナレッジワーカーだから
  • 求められるスキルレベルは年々上がっていくから

ITエンジニアはナレッジワーカーだから

「ナレッジワーカー」とは、知識労働者を指す表現です。

情報や知識を扱い、それを活用して仕事をする人々、ということですね。

ITエンジニアやプログラマーは、コンピューターや情報技術に関する幅広い知識を活用し、ソフトウェアやシステムの開発、設計、管理を行っています。

まさに、ナレッジワーカーの典型例と言えますよね。

ITエンジニアにとっては勉強で得た知識が仕事における資産となるので、IT業界で長く活躍していきたいと希望するなら、勉強を継続して「知識の貯金」を作っていく必要があります。

Koki

学生時代の部活動でも、レギュラーを勝ち取るために練習日以外でも自主練に励んでいましたよね。そんな感覚です。

そのため、平均よりは多めを目標に頑張っていきたいですよね。

求められるスキルレベルは年々上がっていくから

ITエンジニアに求められるスキルレベルは年々上がっています。

常に新しい技術や知識を学習し、自己成長を続けることが重要です。

IT技術は日々進化しており、新しい技術やツールが登場し続けています。

ITエンジニアは、常に最新の技術トレンドやツールについて学習し、そのスキルを習得する必要があります。

また、デジタル化が進み、企業や組織がITソリューションをますます活用する中で、求められるシステムはますます複雑化していきます。

大規模なデータ処理やセキュリティの課題などが増えており、これらの複雑なシステムを設計、構築、管理するために高度なスキルが必要となるわけですね。

今後この傾向はますます強まっていくと思われるため、エンジニアが身に着けるべき技術レベル、さらにはそれを身に着けるために必要な勉強時間も今後徐々に増えてくるものと思います。

そのためにも、今のうちから眺めの勉強時間を確保する習慣をつけておきたいですよね。

時間の捻出方法

そうはいっても、ITエンジニアは多忙です。

納期直前やトラブル発生時には少なからず残業が発生します。

また、勤務時間外ではリフレッシュのため趣味の時間も必要ですし、家庭を持っている方は、家族サービスや子供との時間を大切にしたいはず。

そのような中で、週4時間の勉強時間を捻出していくのはなかなか大変ですよね。

僕も最初のうちは業務についていくので精一杯でしたが、勉強時間を捻出する工夫を試行錯誤し、現在は継続的に勉強時間を確保しています。

参考までに、僕が現在取り入れている勉強時間の捻出方法をいくつか紹介します。

  • 業務終了後、そのまま30分勉強する
  • 休日に数時間、勉強に専念する時間を作る
  • 家族に勉強の必要性を理解してもらう
  • 資格取得に挑戦する

業務終了後、そのまま30分勉強する

個人的に、とてもおすすめのアプローチ。

業務終了直後はまだまだ頭と身体は集中モードのはず。

業務から解放されるとホッと一息つきたくなるところですが、そのまま30分だけ勉強を頑張ってみることをおすすめします。

ITエンジニアがプログラミングや技術と向き合う時間は、やはり業務が最も多いはず。

つまり、わからないことや、新しく学ぶべき技術に出会うのも、やはり業務中が最も多くなるわけです。

業務中につまづいた点や疑問に思った点をメモしておき、業務終了後にそれらをリサーチ&キャッチアップしていく……

これを地道に続けていくことで、エンジニアとして着実にレベルアップしていけるはずです。

休日に数時間、勉強に専念する時間を作る

前述の業務終了後にそのまま勉強するスタイルでは、業務に関連した技術の勉強になりがち。

でも長期目線で見ると、新しいプログラミング言語や、未経験の技術にもチャレンジしていきたいですよね。

Koki

僕は現在、Unityで3Dゲームを作りたいという個人的な目標があります。

これを達成するには、ある程度まとまった勉強時間の積み重ねが不可欠。

そこで、休日に数時間、勉強に専念する時間を作ることがおすすめです。

一人暮らしをしている方なら工夫次第で時間を作れると思いますし、家庭を持っている方は例えば半日は家族サービスに尽くし、半日は仕事のためのスキルアップの時間を作る、あるいは休日にちょっと早起きする、など工夫できると思います。

自宅だと疲れていてなかなか集中できない……という場合は、カフェなどに出向いて勉強するのもアリですね。

家族に勉強の必要性を理解してもらう

家庭を持っており、特に育児中の方は、勤務時間後や休日は家庭にフルコミット、という方も少なくないかと思います。

実際僕も、子供が乳幼児だった時期にはなかなか自分の時間をとりづらい環境でした。

しかし、エンジニアの世界は完全実力主義です。

年齢や家庭の事情などはプロジェクトや評価ではほとんど加味されず、純粋にスキルのみで評価されます。

そのため、どのような多忙な時期でも、職業柄勉強が必要であることは、必ず家族に理解してもらいましょう。

スキルアップが停滞してしまえば、将来の収入やポジションを失う可能性すらある世界ですから。

資格取得に挑戦する

また、資格取得にチャレンジすることもおすすめです。

資格取得のためにはまとまった勉強時間が必要ですから、資格試験に申し込んでしまえば、半強制的に勉強せざるを得ない状況になります(受験料が無駄になっちゃいますからね笑)

資格を持っていると、その資格領域のスキルを持っている客観的な証明になります。

今後の業務で必ずプラスに働きますから、勉強へのモチベーションアップのきっかけとして挑戦するのはアリだと思います。

2024年現在、個人的におすすめの資格は以下の通り。

  • 基本情報技術者試験(エンジニアリングの一般知識)
  • AWS認定Cloud Practitioner(クラウド/AWS)
  • Microsoft Azure Fundamentals(クラウド/Azure)

参考:僕のテンプレート

参考までに、僕の1週間のテンプレートは以下の通り。

もちろん業務の状況や、学びたい技術がある等の場合は多少増減しています。

いかがでしょうか。

こう見ると、週4時間の勉強時間は忙しいエンジニアリング業務の中でも、何とか捻出していけると感じませんか?

曜日勉強時間捻出方法
日曜日0時間プログラミングに触らない、デトックス日
月曜日0.5時間業務終了後にそのまま30分勉強
火曜日0.5時間
水曜日0時間趣味の社会人サークル参加のため、全力定時上がりデー
木曜日0.5時間業務終了後にそのまま30分勉強
金曜日0.5時間
土曜日2時間家族サービス後、自宅 or スタバで勉強

Koki

一度勉強が習慣化してしまえば、きっと継続できますよ!!

まとめ:週4時間学び、ゆるく楽しくエンジニアを続けよう

この記事では、以下の内容を紹介してきました。

この記事のまとめ
  • IT業界でやっていくなら、勉強は必須!!
  • (努力次第で)誰でもなれる二流エンジニアは、バランスが良く魅力的な職業キャリア
  • 週4時間の勉強を目指して、無理なく続けましょう!!

IT業界は常に進化しています。

新しい技術やツールが次々と登場し、それに対応するためには常に学習が必要です。

しかし、例えば誰もが知っている超巨大IT企業で活躍するとか、革新的なサービスを開発するといった一流エンジニアを目指す場合、それこそ生活の全てを捧げるくらいの勉強が必要です。

加えて、才能や適性も必要ですから、誰もがなれるとは限りません。

そこで、そこまでのレベルではなくともIT業界の潮流に乗り、やりがいと誇りを持って働く二流エンジニアという選択肢もあるわけです。

一流にはなれないけどワークライフバランスを重視しながらIT業界で活躍していきたい、といった場合、目安としては週4時間の勉強を目指していくのがおすすめ。

是非とも本記事で紹介した時間確保のコツを参考にしながら、勉強を習慣化してみてください。