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次の疑問に答えます

IT未経験でも、Azureの認定資格Microsoft Azure Fundamentals(AZ-900)を取れますか?

業務でMicrosoft Azureを扱うことになり、「勉強するなら資格でも取るか!」、と思い立ち、Azureの認定資格Microsoft Azure Fundamentals(以降、AZ-900)に合格しました。

Azureには一切触れたことのない状態、予備知識ゼロの状態からスタートし、1か月勉強して合格できました。

本記事では、僕が合格までの1か月で行ったことをまとめてみました。

この記事の信頼性

以下の経験に基づき、記事を書いています。

  • SIer企業でシステムエンジニアとして勤務中。
  • 資格取得時点では、未経験からエンジニアに転職したばかり。IT知識はほぼゼロ。
  • Azureに触れたことがない状態から、1か月でAZ-900合格。

前提条件

僕がAZ-900に挑戦しようと決めた時のスペックは、以下の通り。

  • Az……あずれ……?? なにそれおいしいの??
  • エンジニアに転職したばかりで、IT知識ゼロ
  • Azureを触ったことすらない

同資格を目指す方のうち、最低クラスのスタートラインと言えるでしょう。

その状態からでも、1か月頑張れば合格することができました。

既に実務でAzureを使用していて知識のある方は、より効率的なアプローチ方法があるかもです。

合格までにやったこと

早速ですが、僕が試験までの1か月でやった内容は、以下の通り。

  1. 黒本を購入
  2. 黒本付属の模擬試験を解いてみる
  3. 黒本を読み込み、キーワードリストを作成
  4. 模擬問題集で実践練習
  5. 試験前日に黒本の索引に目を通す

黒本を購入

まずはAzureの基礎知識および試験概要を知るため、『徹底攻略 Microsoft Azure Fundamentals教科書』、という参考書を購入しました。

AZ-900に向けた参考書は多数あるのですが、僕がこの本を選んだ理由は、以下の通り。

黒本を選んだ理由
  • Azureの基礎知識が体系的に整理されている
  • 2023年10月時点の、最新の出題範囲をフォローしている
  • 模擬試験1回分がダウンロード特典として付属
  • 有名な書籍のため、安心感がある

僕はAzure完全未経験だったので、まずは基礎知識を学ぶ必要がありました。

情報が体系的に整理されたこの書籍は、自習に最適。

また、AZ-900の試験形式および出題形式は定期的に更新されていますが、受験時点の最新様式がフォローされていたこともポイントでした。

黒本付属の模擬試験を解いてみる

右も左もわからない状態ですが、黒本を読み始める前に、付属している模擬試験を解きました

理由は、試験の出題傾向を把握し、今後の学習を効率的に進めるため、です。

試験に限らずあらゆるチャレンジにおいて重要なことは、着地点を見極め、そこに向けて一直線に逆算しながら過程を組んでいくこと。

このステップでは、問題の内容や正答率は一ミリも気にせず、出題傾向を掴むことを意識しました。

AZ-900の出題形式は、以下がメインであると感じました。

AZ-900の出題形式
  • 問題文で状況が説明され、選択肢はAzureのサービス名称。適したものを選ぶ。
  • 問題文が正しいかどうかを正誤判定する。

学習方針として、クラウドサービスの全体像や特徴を把握しつつ、膨大にあるAzureサービスをカテゴリーごとに整理し、違いを理解していく、ということが重要であることを認識できました。

このような前提認識をもっているのかいないのかで、同じ時間をかけて参考書を読んだとしても、学習効率が大幅に変わります。

ちなみに、何の知識もなく望んだ模擬試験は、正答率たったの30%でした。。。

合格ラインは70%です。

4択問題をサイコロで回答しても25%なので、ちょっとは頑張った、といったところでしょうか。

こんな惨状からでも合格できるので、この時点での正答率は気にしないでくださいね。

黒本を読み込み、キーワードリストを作成

いよいよ勉強スタート。

黒本を章ごとに読み進めながら、クラウドの概念や、Azureの提供するサービスを理解していきました。

ちなみに、Azureには一人一回に限り、お試し用の無料アカウントを作成できるので、これを利用して実際にサービスに触れるとより理解が深まるかもですが、僕はやりませんでした。

AZ-900対策では、以下のようにキーワードを整理しておくことが重要です。

キーワードのまとめ方
  • 各種Azureサービスの概要や用途を理解する
  • 同一カテゴリーの類似サービス間の違いを把握しておく
  • 各種Azureサービスのスコープ(サービスが適用される範囲)を明確にする

これは、前述のステップでぶっつけ本番で模擬試験を解いてみたことから気づきを得られました。

黒本の各章を読んでいるときもこの点を意識し、また読み進めながら、情報整理用のキーワードリストを作成していきました。

以下は、実際に僕が作成したリストの一部抜粋です。

カテゴリー区分ごとにサービス名称などのキーワードを集め、それぞれの概要と試験で問われそうなポイントを整理しています。

模擬問題集で実践練習

一通りAzureについて学んだあとは、模擬試験を繰り返し、試験慣れ&漏れているポイント潰しを行っていきました。

僕はUdemyの『最短で合格!Azure Fundamentals AZ-900 試験対策問題集』、という教材で、計5回分の模擬試験を行いました。

この教材は、実際の試験に近い感覚で問題や残時間タイマーが表示され、悩んだ問題は後で見返すラベルを登録でき、さらに回答後は設問と解説を同時表示で読むことができたので、知識の定着に役立ちました。

Udemyを利用したことが無い方は、市販されている書籍でも問題ないかと思います。

回答後は正解不正解に関わらず、全ての解説に目を通し、知識の抜けがあれば、前述のキーワードリストに追加していきました。

試験本番の合格ラインは7割なので、模擬試験で安定して8割以上を取れるようであれば、十分合格レベルに達していると思います。

試験前日に黒本の索引に目を通す

試験前日には、黒本の索引に目を通しました。

理由は、Azureの試験で登場する正しいキーワードを俯瞰しておくことで、ダミーの選択肢を見抜けるようにしておくためです。

「このようなことを実現するために使用するAzureサービスはどれですか」、という設問に対して、4つのサービス名称が並んでいるとします。

選択肢はほとんどがAzureに実在するサービスなのですが、実在しない、ダミーの選択肢が混じっている場合があります。

これらを見抜いて選択肢を減らせば、もしわからなかったとしても、消去法で正解に辿り着ける場合があります。

例えば、以下のような感じですね。

やばい、わからん……。

でも、1つ目は明らかに見たことないワードだからダミーっぽいな。

2つ目と4つ目は内容知ってるけど、明らかにこの状況で使うサービスじゃない。

じゃあ、3つ目で回答するのが一番リスクが小さいな!!

試験本番で点数を稼ぐためには、このようなテクニックも必要かと思いますので、作成したキーワードリストや書籍の索引は見返しておきましょう。

まとめ

今回の記事では、僕が実際に知識ゼロから1か月でAZ-900に合格するまでにやったことを、備忘録としてまとめました。

業務でAzureが必要となったことをきっかけにスタートしたAZ-900挑戦でしたが、エンジニアにとって今後必須になるクラウドの基礎知識を学ぶきっかけとなり、とても充実した資格学習となりました。

Azureにおいて、今回のAZ-900は入門の位置づけの資格。

今後、エンジニアとしてさらにスキルアップしていくために、より上位のAzure資格にもチャレンジしていくつもりです。

その際には今回の勉強方法を応用しつつ、合格したら改めてレポートしていきます。