プログラマーになって毎日テレワークだけど、正直たるんで生産性が下がってる。。。
このままじゃヤバいかな?
テレワーク(在宅勤務)って憧れるかもですが、慣れてくるとモチベーションの維持が大変です。
僕は現役のITエンジニアで、主に在宅で仕事をしています(オフィスに出社する日もある)
正直なところ、自宅で働いていると、今ひとつ仕事へのモチベーションがあがらない時があります。
でも仕事に対してやる気の出ない時は、生産性やパフォーマンスが落ちています。
そのような時間が積み重なると、周りと比べて、スキルや評価で取り返しのつかない差が生じてしまうかもしれません。
本記事では、これまでの僕の試行錯誤もふまえながら、在宅勤務でたるんでしまう原因と、その対策を考えていきます。
以下の経験に基づき、記事を書いています。
- プログラミングを独学し、30代未経験からエンジニアに転職。
- 現在は主に、在宅で仕事をしています。
- 出勤必須(工場)、在宅勤務(IT)の両方のスタイルを経験しています。
在宅勤務で生産性が下がる原因
在宅勤務で仕事に対するやる気が出ない、モチベーションが上がらないと感じてしまう原因として、以下のようなものが考えられます。
- 周囲の目が無い
- 誘惑が多い
- メリハリが少ない
- 生活感や雑音
周囲の目が無い
オフィスに出社していれば、必ず上司や同僚など、周囲の目があります。
「仕事ぶりを見られている」「進捗をチェックされている」「いつ声をかけられるかわからない」という緊張感が、気の緩みを未然に防止し、作業への集中力やモチベーションを保ってくれています。
しかし在宅勤務であれば、そのような制約がありません。
プレッシャーがなく気楽な反面、緊張感もなく、気を抜くとあっという間にダラダラしてしまい、生産性が下がっていきます。
補足:パソコンは監視されているかも
在宅勤務では直接的な他社の視線は無いかもしれませんが……パソコンは監視されているかもしれません。
会社やプロジェクトから作業端末を貸与されている場合、そのパソコンの操作状態は監視されていると思っておいたほうが良いです。
電源だけ入れて長時間放置していた、なんてことが続けば、バレて評価に悪影響を及ぼす可能性もあるので要注意です。
誘惑が多い
自室で作業していると、周囲には仕事とは無関係のプライベートのアイテム、つまり誘惑ばかりのはずです。
- 布団
- テレビ、マンガ、ゲーム
- 趣味の道具
- お菓子やジュース
鋼の意志がなければ、それらの誘惑に負けずに仕事への集中力を保ち続けるのは大変ですよね。
メリハリが少ない
オフィスに出社する仕事スタイルでは、必然的に生活にON/OFFの切り替えが生じ、メリハリが出ます。
- 決まった時間に起きる
- 身支度を整える
- 出社して環境が変わり、ONモードに
- 退勤と同時にいったん仕事からは解放、OFFモードに
- 帰宅後はプライベートの時間を過ごす
しかし在宅勤務では職場とプライベートの境界が曖昧です。
出社や退社というわかりやすい区切りもないので、常時アイドリングのような状態になりがちです。
線引きが無いため、仕事からプライベート、また逆にプライベートから仕事への切り替えが難しいですよね。
生活感や雑音
家族で生活している場合、いくら仕事中だと気を遣ってもらったとしても、生活感や雑音をシャットアウトすることはできません。
特に小さなお子様がいると、元気に遊びまわる声や物音、またテレビ音声や泣き声が聞こえてくることは不可避。
コーディングは集中して取り組むべき作業のため、そのような環境では生産性が下がってしまうことは仕方がありません。
生産性低下により生じるリスク
在宅勤務での生産性の低下は誰にでも起こりうることであり、一時的なものであれば、特に悩む必要はありません。
しかし、モチベーションが上がらず生産性が下がっている状態が長時間続いているなら、要注意。
気付いたときには周囲と比べて、取り返しのつかない差がついているかもしれません。
スキルが身につかない
在宅勤務でだらだらしている時間が長いと、スキルが身に付きません。
生産性が低いとこなせる作業量が少なくなります。
また、同じ作業をこなしたとしても、集中して取り組むのとそうでないのでは、吸収できる経験値が異なります。
プログラマーやエンジニアにとって、日々の業務は新しい技術や手法、考え方に触れ、スキルアップしていくための貴重な機会です。
できるだけモチベーションの高い状態で作業に向き合い、少しでも多くの経験をキャッチアップしていきたいですよね。
評価が下がる
IT業界は、完全実力主義の世界です。
やる気が出ない状態では成果も出ませんから、そのような時間が長く続けば、集中して作業に当たっている周囲に比べて、評価が下がります。
評価されなければお給料や待遇もアップしませんし、何より仕事を面白いと感じられなくなりますよね。
在宅勤務のやる気を保つための対策
前述の通り、在宅勤務だからといって、ダラダラと仕事をする状態が長く続けば、大きなリスクがあります。
そこで、「仕事に集中できないな~」と感じることが多いのであれば、早めに対策をしていくことが重要です。
僕がこれまでに試行錯誤し、効果があったなと感じるものを紹介します。
どれも難しいことなんてなく、今すぐにでも実践できることばかりです。
- フレッシュな状態で始業する
- デスク周りを片付ける
- イヤホンや耳栓、イヤーマフを用いる
- 一日のスケジュールを決めておく
- 作業環境の備品を整える
フレッシュな状態で始業する
在宅勤務では通勤が無く、また仕事とプライベートの区切りが曖昧なので、気を抜いていると以下のような生活になりがち。
- 朝はギリギリまで寝てる
- 朝食を食べない
- 夜は遅くまでダラダラ作業している
そうなると、朝一番、仕事を始める段階で、すでにコンディションが良くありません。
- 疲れが取れていない
- まだ眠い
- 意識がシャキッとしていない
- 空腹
こんな状態で作業を始めても、スタートダッシュに失敗しているので、すぐに集中が切れてダラダラしてしまいそうですよね。
在宅勤務だからこそ、早寝早起き、規則正しい生活をしてコンディションを整えることが大切だと痛感しました。
デスク周りを片付ける
デスクが散らかっていたり、周りに仕事に関係のないものが置かれていると、それだけ誘惑に負ける可能性が高くなります。
始業前に掃除の時間をとる等、作業環境を綺麗に保てる工夫をするべきです。
イヤホンや耳栓、イヤーマフを用いる
家族の生活感や雑音が集中を妨げる要因となっている場合、イヤホンや耳栓、イヤーマフを試してみるのがおすすめ。
今日はYouTubeでリラックスできる作業用BGMがたくさんありますから、それらをイヤホンで聴きながら作業することで、カフェにいる感覚になれると同時に、周囲の雑音を軽減できます。
「集中のために無音で作業したいんだ!」という場合は、耳栓やイヤーマフを用いると良いですよ。
ホームセンターや通販などで購入可能です。
防音性が高いものほど装着感も強く、人によっては合わない場合も。
気になる雑音の音量レベルに応じて必要最小限の防音レベルのものを選ぶことをおすすめします。
一日のスケジュールを決めておく
やるべきタスクが明確になっていると、「今日はこれとこれをやらなければ」という気持ちになります。
モチベーションを保ってくれる適度なプレッシャーになるだけでなく、「何をしたらいいんだっけ」と悩むロスが減るため、集中力が途切れにくくなるというメリットがあります。
タスクを書き出し、「これは〇時間で終わらせる!」と決めておくと、身が引き締まるかと思います。
作業環境の備品を整える
作業に使っているデスクやチェア、モニターが自分に合っていない場合、投資と思って見直してみるのもおすすめです。
仕事環境を自由に整えられるのも、在宅勤務の大きなメリットですからね。
僕は仕事とプライベートの兼用で、34インチのウルトラワイドモニターを購入。
普段はこの一画面を分割しながら作業をしていますが、視線の移動が少なくなるので目の疲労が軽減され、圧倒的に効率が上がりました。
どうしてもダメなら
それでもやる気が出ない。。。という場合も、時にはあるかもしれません。
そんな時は最終手段として、これらもありかなと思っています。
15分だけサボる
「今日はどうやっても調子があがらないな……」という場合は、ダラダラ続けるのでなく、あえて時間を決めて思いっきりサボってしまうのもありだとお思います。
現実問題、オフィスに出社していても、勤務時間中は常に仕事にフルコミットではないですよね。
コーヒーを淹れにいったり、喫煙所にいったり、同僚と雑談している時間も必ずあるはず。
それらを考えると、在宅勤務中も息抜きは必要。
時間を区切って思いっきり休み、集中力を回復させるのもありだと思います。
オフィスに出社する
例えば乳幼児がいるとか、自宅のすぐ近くで工事が行われているなど、工夫だけではどうにもならない状況もあるかと思います。
そういった場合は、無理して在宅勤務を続けなくても、一時的に出社するのもありだと思います。
僕も時々、気分転換も兼ねてオフィスに出社して仕事をすることがあります。
もし会社にオフィスが無かったり、フリーランスだったりする場合は、少し費用はかかりますがコワーキングスペースという選択肢もありますよ。
まとめ:IT業界なら在宅勤務は避けて通れない
この記事では、以下の内容を紹介してきました。
- 在宅勤務でモチベーションを保てない原因
- 一時的なら誰にでもあるが、ずっと続くと取り返しがつかない。対策必須!!
- 今すぐ実践できる対策 5選
2024年現在、テレワークは日本全体として推奨されています。
ITはパソコンとネットさえあれば業務ができるので、テレワーク化筆頭の業界です。
よって今後プログラマーやエンジニアを続けていく限り、在宅勤務は避けて通れないものと言えます。
そうであるなら、在宅勤務の生産性を高め、メリットを最大限に享受したほうが良いですよね。
本記事で紹介してきた対策は、どれも今すぐに実践できることばかりです。
この記事が、在宅勤務でやる気が出ないモヤモヤの改善に繋がれば嬉しいです。